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NOW TIME : ソチ     日本 (時差=日本が5時間先行)
◆ 2014 ソチ冬季オリンピック 実施競技・種目 ◆
競技(種目数) 種目分類 男子種目 女子種目
スキー (49) ジャンプ 男子ノーマルヒル 女子ノーマルヒル
男子ラージヒル  
団体
ノルディック複合 個人ノーマルヒル
個人ラージヒル
団体
クロスカントリー 男子スプリント 女子スプリント
男子15kmクラシカル 女子10kmクラシカル
男子50kmフリー 女子30kmフリー
男子15+15kmパシュート 女子7.5+7.5kmパシュート
男子チームスプリント 女子チームスプリント
男子4×10kmリレー 女子4×5kmリレー
アルペンスキー 男子回転 女子回転
男子大回転 女子大回転
男子スーパー大回転 女子スーパー大回転
男子滑降 女子滑降
男子スーパー複合 (回転+滑降) 女子スーパー複合 (回転+滑降)
フリースタイルスキー 男子モーグル 女子モーグル
男子エアリアル 女子エアリアル
男子スキークロス 女子スキークロス
男子スキーハーフパイプ 女子スキーハーフパイプ
男子スキースロープスタイル 女子スキースロープスタイル
スノーボード 男子ハーフパイプ 女子ハーフパイプ
男子パラレル大回転 女子パラレル大回転
男子パラレル回転 女子パラレル回転
男子スノーボードクロス 女子スノーボードクロス
男子スロープスタイル 女子スロープスタイル
スケート (25) スピードスケート 男子500m 女子500m
男子1000m 女子1000m
男子1500m 女子1500m
男子5000m 女子3000m
男子10000m 女子5000m
男子団体追抜き
(チームパシュート)
女子団体追抜き
(チームパシュート)
フィギュアスケート 男子シングル 女子シングル
ペア
アイスダンス
団体
ショートトラック
スピードスケート
男子500m 女子500m
男子1000m 女子1000m
男子1500m 女子1500m
男子5000mリレー 女子3000mリレー
ボブスレー (5) ボブスレー 男子2人乗り 女子2人乗り
男子4人乗り  -
スケルトン 男子 女子
リュージュ (4) 男子1人乗り 女子1人乗り
2人乗り(男女の区別なし)
チームリレー(男女混合)
バイアスロン (11) 男子10kmスプリント 女子7.5kmスプリント
男子12.5kmパシュート 女子10kmパシュート
男子15kmマススタート 女子12.5kmマススタート
男子20km 女子15km
男子4×7.5kmリレー 女子4×6kmリレー
男女混合リレー(女子2×6km+男子2×7.5km)
アイスホッケー (2) 男子 (出場12ヶ国)
▼予選リーグ・Group-A
ロシア、アメリカ、
スロベニア、スロバキア
▼予選リーグ・Group-B
オーストリア、カナダ、
フィンランド、ノルウェー
▼予選リーグ・Group-C
チェコ、ラトビア、
スイス、スウェーデン
女子 (出場8ヶ国)
▼予選リーグ・Group-A
カナダ、フィンランド、
スイス、アメリカ
▼予選リーグ・Group-B
スウェーデン、ロシア、
ドイツ、日本
カーリング (2) ▼男子 (出場10ヶ国)
ロシア(開催国枠)、カナダ、
中国、デンマーク、ドイツ、
イギリス、ノルウェー、スウェーデン、
スイス、アメリカ
▼女子 (出場10ヶ国)
日本、ロシア(開催国枠)、
カナダ、中国、デンマーク、
イギリス、韓国、スウェーデン、
スイス、アメリカ
合計 7競技 98種目

ジャンプ Ski Jumping ▲ TO TOP
▼ ノーマルヒル/ラージヒル
 前回トリノ五輪以降、ノーマルヒルはHS(ヒルサイズ)=106(m)、ラージヒルはHS=140(m)のジャンプ台で行われるようになりました。従来は「K点」(ドイツ語で極限という意味。ランディングバーンが凸面から直線になり、そこから凹面に変わる地点で、これを超えると危険とされる)を基準にジャンプ台のサイズを表記していましたが、台の設計毎に異なった値になるため、昨シーズンより、カンテ(踏切台)の先端から、安全に着地出来る地点までの距離を表記する「ヒルサイズ(HS)」と併用表記されるようになりました。
 カンテは、実際には少し下向きに角度(-8度〜-11度程度)が付いており、「ジャンプする」というより「なるべく遠くに落ちる」競技と言えます。TV中継では、着地付近は後ろ側から追う形で映されるため判りづらいですが、下の客席から見ると着地点・飛距離の差が判りやすく、出来れば現地観戦で楽しみたいものです。
 競技は2回の飛躍が行われ、1回目(ファーストラウンド)30位以内の選手のみ2回目(セカンドラウンド)を行い、その合計ポイントで競います。1回目31位以下はそのままの順位で最終確定します。
 ポイントは、飛型点と飛距離点に分類されます。飛型点は5人の審判が20点満点で採点し、最高点と最低点をカットした中間の3人の得点の合計が採用されます。空中での姿勢、スキー板の左右の揃い方等が採点され、特に着地の際に左右の足を前後に置いて両手を左右に広げる「テレマーク姿勢」が美しいとされ、この姿勢をとらないと大きく減点(各審判で2ポイントずつ、3人で合計6ポイント)されます。このため、無理に飛距離を伸ばすより、安全にテレマーク姿勢で着地する選手もいます。
 飛距離点は、K点に着地すると飛型点の満点と同じ60ポイントが得られ、これを1m超える毎にラージヒルは1.8ポイント、ノーマルヒルは2.0ポイントずつ加算されます。K点に届かない場合は逆に減点されます。このため、飛距離が極端に短いと飛距離点がマイナスの点数になる場合もあります。最終的に飛型点と飛距離点の合計が、そのラウンドの得点となり、ファーストラウンドとセカンドラウンドの合計が最終得点となり、その点数で順位が決まります。
▼ 団体
 ラージヒルの台を使い、各チーム4人が2回ずつ試技を行い、その合計ポイントで競います。各国1番手の選手たちを「第1グループ」、2番手を「第2グループ」と呼び、第4グループまで行い、これを1回目、2回目と行なってその合計ポイントで競います。個人種目と異なり、全チームが2回目も行います。
 通常、力のあるエース級を各国が第4グループにエントリーさせます。このため、グループごとに力量に差が出るので、グループ毎にスタートゲートを変更して飛距離の出方を調整します。(ゲートを下げるとアプローチが短くなって加速が出にくくなり、飛距離が短くなるため、エース級が集中する第4グループでは危険防止のためゲートを下げるのが通常です)。
 
ノルディック複合 Nordic Combined ▲ TO TOP
▼ 個人ノーマルヒル、個人ラージヒル
 前半にジャンプを行い、ポイント差をタイム差に換算して後半の距離(クロスカントリー)10kmを行う「グンダーセン方式」で行われ、その合計ポイントで競います。ジャンプを実施する台がノーマルヒル(HS=106)の場合とラージヒル(HS=140)の場合とで、2回の競技が別々に行われます。
 瞬発力(ジャンプ)と共に持久力(クロスカントリー)も必要とされ、この競技の勝者は北欧では「キング・オブ・スキー」と称えられます。
 時代と共にルール変更が何度も行われた経緯があり、当初9ポイント=1分だったアドバアンテージが、リレハンメル五輪当時に10ポイント=1分、さらに長野五輪当時に12ポイント=1分と、クロカンに有利なルールになってきました。
 クロカンが苦手な日本には不利なルール改正が繰り返されたため、かつての栄光は過去のものになりましたが、最近はクロカンの強化にも力を入れ、少しずつ世界トップとの差を縮めつつあり、復活の兆しが見えます。
▼ 団体
 五輪ではカルガリー大会より登場した種目。当初は3人で1チームでしたが、長野大会より4人編成となりました。ジャンプ(ラージヒル HS=140) 1×4回+距離4×5kmリレーで行われます。個人戦同様、ポイント差をタイム差に換算して後半のリレーが行われ、ゴールした順に最終順位が決まります。
 
クロスカントリー Cross-Country ▲ TO TOP
▼ 男子 スプリント/女子 スプリント
 スケーティング滑走が可能な「フリースタイル」で行われ、1周約1km弱のコースで争う短距離種目です。すべて一斉スタート方式で行われます。最初にタイムで競う全員参加の予選が行われ、上位30位までが準々決勝に進出します。ここからはトーナメント型式の勝ち抜きで行われ、6名ずつ5組に分かれて準々決勝を行い、各組2位までが準決勝に進出します。ここで上位2名がA決勝へ、3-4位がB決勝へ進出します。従来のオーソドックスな距離種目と違い、スリリングな展開が楽しめる競技です。
▼ 男子 15kmクラシカル/女子 10kmクラシカル
 第1回冬季オリンピックから続く、伝統的な従来のインターバルスタート(時間差で1人ずつスタート)方式で行われます。五輪大会毎にクラシカルスタイル(スキーを前後方向にだけ滑走させる事が許される)とフリースタイル(スケーティング滑走が可能)が交互に実施され、ソチ大会ではクラシカルスタイルで行われます。
▼ 男子 50kmフリー/女子 30kmフリー
 従来のインターバルスタート方式とは違い、全選手がマススタート(一斉スタート)する方式で行われます。五輪大会毎にクラシカルスタイルとフリースタイルが交互に実施され、ソチ大会ではスケーティング走法が可能なフリースタイルで行われます。
▼ 男子 15+15kmパシュート/女子 7.5+7.5kmパシュート
 最初にマススタート(一斉スタート)方式で15km(女子は7.5km)クラシカルを行い、競技場エリア内でスキーを履き替えてすぐに後半の15km(女子は7.5km)フリーを行い、最後の着順がそのまま順位になる複合種目です。順位が見た目にわかりやすく、スリリングな展開が楽しめる種目です。
▼ 男子チームスプリント/女子チームスプリント
 クラシカルスタイルで行われます。2人1組でチームを組み、個人スプリントと同じコースを、1人が1周ずつ交互にリレーし、1人が2回ずつ走行して合計4周のタイムで競います。個人のスプリント能力と共に、チームとしての作戦も要求されます。
▼ 男子4×10kmリレー/女子4×5kmリレー
 1チーム4名での編成。マススタート(一斉スタート)でスタートし、1人が10km(女子は5km)ずつ走破、背中をタッチしてリレーします。着順がそのまま順位となるため、母国の名誉を掛けたスリリングなレース展開が楽しめます。
 
アルペンスキー Alpine Skiing ▲ TO TOP
▼ 男子回転/女子回転
2回のレースの合計タイムで競います。ポール型の旗門の間を小刻みに滑り降ります。
▼ 男子大回転/女子大回転
2回のレースの合計タイムで競います。ゲート型の旗門の間を滑り抜けます。
▼ 男子 スーパー大回転/女子 スーパー大回転
1回のレースで決着します。滑降に大回転の要素を取り入れた競技です。
▼ 男子滑降/女子滑降
1回のレースで決着します。高度差約800mを1分半程度で滑り下ります。
▼ 男子スーパー複合/女子スーパー複合
回転1回+滑降1回の合計タイムで競います。上記単独種目とは別にレースを行います。
 
フリースタイルスキー Freestyle Skiing ▲ TO TOP
▼ 男子モーグル/女子モーグル
 コブの斜面を滑り降ります。途中に2ヶ所の台があり、空中技(エア)を行ないます。ターン、エア、タイムの合計ポイントで競う採点競技です。最も重要な要素はターンで、採点の50%を占め、残りの各25%がエアとタイムです。このため、各選手のウェアには膝のあたりにライン等を入れ、ターンをより良く見せてジャッジにアピールする等の工夫が見られます。
 競技は最初に予選が行われ、上位20名のみが決勝に進出します。ただし予選の得点は決勝へは持ち越されません。エアは最初の台を「第1エア」、次の台を「第2エア」と呼び、それぞれ2つずつ設置、第1と第2エアは別の技を行う事が義務付けられています。エアには「コザック」「スプレット・イーグル」「ツイスター」「ダフィー」「ヘリコプター」「バックスクラッチャー」等があり、通常は1回のエアで2〜3の技を組み合わせるのが主流です。また、男子同様、前回大会から女子もエアに前後方向の回転技を含める「3Dエア」が解禁され、女子でも大技が期待されるようになりました。上村愛子選手の必殺技『コークスクリュー』もこれに含まれます。
▼ 男子エアリアル/女子エアリアル
 キッカーと呼ばれる台を使って飛び出し、空中でのアクロバット技の得点で競います。モーグルとは違い、ストックを持たず、ヘルメットを着用します。ダイナミックな回転技が特徴で、エア、フォーム、着地をポイント化して2回の演技の合計得点で競います。
 キッカーには、「ビッグ(高さ3.5m、角度65度±1)」と、それより少し小型な「ミディアム(高さ3.2m、角度63度±1)」が設置され、踏み切りのカーブが異なる台が合計6つ設置され、選手は技に応じて好きな台を選んで跳びます。
▼ 男子スキークロス/女子スキークロス
 前大会よりオリンピック種目になった新しい種目です。スノーボードクロスや自転車のモトクロスの”スキー版”といった感じで、複数の選手が一斉にスタートします。コース内に激しい起伏やバンク状のカーブ、坂道などの障害が設定され、これを走破してタイムを競う競技です。
 最初に1人ずつ滑走するタイムトライアルで予選が行われ、2回の滑走で良いほうのタイムが採用されます。予選上位が決勝トーナメントへ進出します。トーナメントは4人一組でレースが行われ、上位2名が準々決勝→準決勝→決勝へと勝ち進みます。途中で敗れた選手は、順位決定レースに進みます。
 
スノーボード  Snow Boading ▲ TO TOP
▼ 男子ハーフパイプ/女子ハーフパイプ
 文字通り半円筒形(ハーフパイプ)状の斜面で回転技等の演技を行ない、2回の試技の良い方が得点となる採点競技です。1回転する技は「360」、1回転半は「540」(ファイブ・フォー)、2回転技は「720」(セブン・ツー)など、回転数を回転角度に置き換えた技名が用いられるのが通例です。
▼ 男子パラレル大回転/女子パラレル大回転
 アルペンスキーの大回転競技をスノーボードにした感じの競技です。アルペンの大回転と同様、ゲート状の旗門が設定され、ジグザグに滑走してタイムを競います。アルペンスキーと違い、ボードに乗る時、進行方向に対して左足が前になる選手(レギュラースタイル)と右足が前になる選手(グーフィースタイル)のどちらも有利・不利がないようにするため、旗門は左右対称にセットされます。
 長野五輪で初採用された当初は1人ずつ滑走する競技でしたが、ソルトレーク大会からは、予選は従来どおり一つのコースで行われてタイム順で競い、決勝トーナメントでは2選手が平行するコースを同時に滑走、不公平を無くすためにコースを入れ替えて2回滑走し、その合計タイムで競う「パラレル大回転」が行われるようになり、よりスリリングなレースとなりました。
▼ 男子スノーボードクロス/女子スノーボードクロス
 トリノ大会よりオリンピック種目になった種目です。スノーボード発祥の地・アメリカで大変人気のある競技です。マウンテンバイクのモトクロスをスノーボードにしたような競技で、複数の選手が一斉にスタートします。コース内に激しい起伏やバンク状のカーブ、坂道などの障害が設定され、これを走破してタイムを競う競技です。
 最初に1人ずつ滑走するタイムトライアルで予選が行われ、2回の滑走で良いほうのタイムが採用されます。予選上位32名(女子は16名)が決勝トーナメントへ進出します。トーナメントは4人一組でレースが行われ、上位2名が準々決勝→準決勝→決勝へと勝ち進みます。途中で敗れた選手は、順位決定レースに進みます。
 
スピードスケート  Speed Skating ▲ TO TOP
▼ 男子500m/女子500m
 アウトスタート、インスタートの2回の滑走の合計タイムで競います。最初にホームストレートを滑走し、第カーブ通過後のバックストレート(クロッシング・ゾーン)でコースを入れ替えます。スピードにのって第2カーブを高速で通過するため、そこをカーブが急な内側のコースを通った方が不利なため、インスタートが有利だと言われています。この不公平感を無くすため、長野大会よりインとアウトスタートを1回ずつ滑走して2回の合計タイムで競う方法にルール改正されました。従来は2日間で2レースを行っていましたが、前回大会より1日で2レースを行う方式に変更され、テクニックと共により体力が要求されるようになりました。
▼ 男子1000m/女子1000m/男子1500m/女子1500m/男子5000m/女子3000m
 1回の滑走で順位を決めます。途中の通過タイム、ラップタイムもレースの見所です。伝統的に長距離種目はオランダ(女子はドイツ)勢が強く、人気も高い種目です。
▼ 男子10000m/女子5000m
 最初に行われた5000m(女子は3000m)の結果とW杯成績上位により16名の出場枠が決まります。途中のラップタイムの推移を見るのがレースの見所です。
▼ 男子団体追抜き/女子団体追抜き (チームパシュート)
 3人で1つのチームを組み、2チームがリンク対向位置からスタート、リンク8周3200m(女子は6周2400m)を滑り終えた時点で最後の選手がゴールした時のタイムで競います。事前にW杯などの成績で8チームの出場が決められ、まず最初に準々決勝からの2チーム対抗のトーナメント型式で行われ、勝ったチームが次のラウンド(準々決勝→準決勝→決勝)へと進出します。先頭の選手は空気抵抗を受けて負担が重くなるため、3人で連係して順番を変えながら滑走するため、頭脳的な作戦も要求されます。
 
フィギュアスケート  Figure Skating ▲ TO TOP
▼ 男子シングル/女子シングル
 最初にショートプログラム(課題演技)を行い、上位24名が次のフリー(自由演技)を行い、その2回の演技で得た合計得点で競います。約100年もの間、6点満点からの減点方式で行われてきましたが、トリノ大会より各要素をポイント化して合計得点(加点方式)で順位を競う「新採点システム」が採用されました。自身が過去最高の点数を出す事を「パーソナルベスト」と言います。
▼ ペア
 男女でペアを組み、シングルと同様、ショートプログラム、フリーの2回の演技で得た合計得点で競います。男性が女性を頭上に持ち上げる「リフト」や放り投げながらのジャンプ「スロージャンプ」等の空中技・離れ技が独特で魅力です。体操競技と同様、伝統的に旧ソ連・ロシア勢が強かったのですが、近年ではやはり体操が強い中国勢が急速に台頭してきています。
▼ アイスダンス
 コンパルソリー(規定演技)2種、オリジナルダンス(課題演技)、フリーダンス(自由演技)の計4回の演技の合計得点で競います。ペア種目と異なり、男女の組を「カップル」と呼びます。ペア種目のような頭上に持ち上げるリフトや、スロージャンプは禁止されているため、より芸術性・音楽性・表現力が問われる種目です。
 
ショートトラックスピードスケート Short Track Speed Skating ▲ TO TOP
▼ 男子500m/女子500m/男子 1000m/女子 1000m
 各レースとも数名による一斉スタートで行われ、タイムより着順で順位が決まります。最初に4〜5名ずつに分かれて予選を行い、各レースとも上位2名ずつが4名ずつに分かれて次のレース(準々決勝→準決勝→決勝)へ進出。決勝の前に、敗者による順位決定戦(Bファイナルなど)も行なわれます。また、走路妨害などで他選手が失格した際、影響を受けた選手が救済されて次のレースに参加出来る場合があり、その時は5人以上で1レースが行われることになります。
▼ 男子1500m/女子 1500m
 ソルトレーク大会より加わった新しい距離の種目。上記種目と違い、決勝に6人まで残れるので、よりメダルのチャンスが大きい種目です。短距離種目より、テクニックや瞬発力と共に持久力も必要とされ、レースの駆け引きなど頭脳的な要素も必要とされる種目です。
▼ 男子5000mリレー/女子 3000mリレー
 かつて昭和40年代に日本でブームになった『ローラーゲーム』を彷彿とさせる、スリリングなレース展開が楽しめる種目です。
男女とも8ヶ国が参加、準決勝→決勝と、各レースとも上位2ヶ国が進出して行なわれます。1ヶ国4名でチーム編成しますが、レース毎にメンバーの入れ替えが可能なため、5名でエントリーする国もあります。1レースは4チームで行われ、レース中に何度でもどの場所でも交代可能で、背中を押してタッチしてリレーします。
 リンク上に4チーム合計16名の選手がひしめき合い、コースを滑走中の選手とコース内側で待機中の選手が目まぐるしく動いてレースが展開されるため、注意して見ていないと、誰が現在コース上を滑走中なのか、どのチームの選手が先頭なのかわからなくなって混乱する場合もあります。逆にそれだけスリリングで展開が面白い種目でもあります。
 
ボブスレー  Bobsleigh ▲ TO TOP
▼ 男子2人乗り/男子 4人乗り
 『氷上のF1』と呼ばれ、最高速度は140km/h近くにもなるレース競技です。より速く、よりスリルを求めて、第1回シャモニー大会より正式競技としての長い伝統があります。
 競技は、全長約1200m〜1700mのコースを約50〜60秒で滑走し、4回の滑走の合計タイムで競います。先頭でソリの操作を行う選手をパイロット(ドライバー)、他のメンバーをプッシュマンと言います。前方と後方の左右、合計4つの刃(ランナー)が付いており、この温度が高いとそれだけ氷を溶かして表面摩擦が少なくなり速度が出やすくなるため、スタート直前にランナーの温度が測定され、4℃以内でなければならないという規定があります。また、総重量が重いほど加速がついて有利なため、ボブスレーとメンバー全員の総重量が2人乗りの場合は390kg、4人の場合は630kgという制限があります。これらの規定に違反した場合、失格となります。
 第15回カルガリー大会では、それまで冬季競技とは縁のなかった中米のジャマイカが参戦し、その悪戦苦闘の活躍ぶりが映画『クール・ランニング』となって話題となったことでも有名です。
▼ 女子 2人乗り
2002年ソルトレークシティー大会より女子種目も加わりました。2回の滑走の合計タイムで競います。
スケルトン  Skeleton ▲ TO TOP
▼ 男子/女子
 1人乗りのソリ競技。第1回シャモニー・モンブラン大会と第2回サンモリッツ大会で男子のみ実施され、それ以降は行われていませんでしたが、2002年ソルトレークシティー大会より復活した種目です。女子はソルトレークシティー大会より新種目として加わりました。競技分類はボブスレーの1種目として含まれます。
 スケルトンとは、骨組み・骨格という意味があり、ボブスレーとは違い、ソリに前向きに腹ばいに乗って滑走し、文字通りカバーやブレーキ、ハンドルなどは一切なく、本体と刃のみで構成され、体重移動や足首の動きなどでソリを操作します。最高速度は130km/h近くにもなります。従来は2回の滑走の合計タイムで競っていましたが、バンクーバー大会より4回の合計タイムで競われるようになりました。
 最初のスタート(プッシュ)のダッシュ力がかなり重要で、男子の場合はここで5秒を切るのが、上位進出の最低条件とされます。
 
リュージュ  Luge ▲ TO TOP
▼ 男子1人乗り/女子1人乗り
2日にわけて2回ずつ、合計4回の滑走の合計タイムで競います。
▼ 2人乗り
2回の滑走の合計タイムで競います。従来は男女の区別なしで実施されていましたが、前回トリノ大会のみ男子のみに改正されました。しかし今大会より再び男女の区別なしで実施されます。
 
バイアスロン  Biathlon ▲ TO TOP
 バイアスロン競技は、クロスカントリースキーとライフル射撃をミックスさせた競技で、ギリシャ語で2を意味する「バイ」と、競技を意味する「アスロン」を合成した競技名です。
 冬季オリンピックでは1960年の第8回スコーバレー大会より正式種目に導入されました。日本は、1964年インスブルック大会より毎回選手を派遣していますが、ライフルを扱う特殊事情なため、陸上自衛隊などごく限られた所属団体や競技場でしか選手が活動出来ない問題も抱えています。
 競技は、フリースタイル走法のクロスカントリースキーと、22口径(5.5mm)スモールボアライフル銃を用いる射撃の組み合わせで行われます。競技場は、クロスカントリーを走行するための周回雪上コースと、射撃を行う『シューティング・エリア』、射撃を外した際にペナルティとして走行するための1周150メートルのトラックコース『ペナルティ・エリア』で構成されます。
 射撃は、腹ばいになって射つ『伏射』と、立った姿勢で射つ『立射』の2種類を交互に行います。
以下、各種目別に以下の違いがあります。
種目 射撃の種類と回数 標的数と弾数 射撃を外した際のペナルティ
スプリント 伏射→立射の計2回 5個の標的に5発 外した標的1つに対して1周150mの
ペナルティーコースを周回
スプリント以外
の個人種目
伏射→立射→伏射→立射
の計4回
5個の標的に5発 外した標的1つに対して1分のタイムを加算
リレー 各選手とも伏射→立射の
2回ずつ
5個の標的に5発
+予備弾3発
外した標的1つに対して1周150mの
ペナルティーコースを周回

射撃スタイル 標的の大きさ 弾丸の大きさ・種類 標的までの距離
伏射 直径45mm 0.22インチ
リムファイヤー実包
50m
立射 直径115mm
▼ 男子10kmスプリント/女子7.5kmスプリント
第17回リレハンメル大会(1994年)より加わった新しい種目です。
▼ 男子12.5kmパシュート/女子10kmパシュート
スプリント結果上位者のみ出場、スプリントのタイム順にスタートするパシュート競技です。
▼ 男子15kmマススタート/女子12.5kmマススタート =新種目
マススタート(一斉スタート)方式で実施されます。
▼ 男子20km/女子15km
従来のインターバルスタート(時差スタート)で実施されます。
▼ 男子4×7.5kmリレー/女子4×6kmリレー
1チーム4人編成によるリレー種目です。
 
アイスホッケー Ice Hockey ▲ TO TOP
▼ 男子/女子
▼男子出場国 (12ヶ国)
予選リーグ・Group-A=ロシア、アメリカ、スロベニア、スロバキア
予選リーグ・Group-B=オーストリア、カナダ、フィンランド、ノルウェー
予選リーグ・Group-C=チェコ、ラトビア、スイス、スウェーデン

▼女子出場国 (8ヶ国)
予選リーグ・Group-A=カナダ、フィンランド、スイス、アメリカ
予選リーグ・Group-B=スウェーデン、ロシア、ドイツ、日本

 男女とも最初に予選リーグを行います。
男子は、全12チームの中で勝ち点が上位の4チームが最初に準々決勝からの決勝トーナメント進出が決まり、残りの8チームでプレーオフを行い、そこで勝った4チームが準々決勝進出となり、敗けたチームは予選リーグの成績順で順位が確定します。

女子は、世界ランキング上位4チームの「Group-A」と下位4チームの「Group-B」に分かれて予選リーグを行い、Group-Aの1位と2位がシードされてまず準決勝に進出、Group-Aの4位とGroup-Bの1位、Group-Aの3位とGroup-Bの2位の間で順位決定ラウンドが行われ、勝者が準決勝の残り2チームに入ります。順位決定ラウンドの敗者は5-6位決定戦と7-8位決定戦へ回ります。

 試合は、各チームともGK(ゴールキーパー)1名、DF(ディフェンス)2名、FW(ライトウイングとレフトウイングの左右のフォワードと、センターフォワード)3名の合計6名が同時に参加出来ますが、途中で何度も交代出来ます。反則があった場合、一定時間だけ1人減らされて5人で戦うことになり、相手チームが有利になります。この有利になる時間帯を「パワープレー」と言います。
 ひとつの試合は1ピリオド20分で、15分の休憩を挟んで第3ピリオドまで行います。同点で決着が着かない場合はサドンデス方式(片方が得点した時点で終了)の10分間(決勝戦のみ20分)の延長ピリオドを行います。決勝トーナメントでは、延長ピリオドでも決着しない場合はサッカーのPK戦と同じPS(ペナルティーショット)戦で決着を付けます。
  
カーリング  Curling ▲ TO TOP
▼ 男子/女子
▼男子出場国 (10ヶ国)
 ロシア(開催国枠)、カナダ、中国、デンマーク、ドイツ、イギリス、ノルウェー、スウェーデン、スイス、アメリカ

▼女子出場国 (10ヶ国)
 日本、ロシア(開催国枠)、カナダ、中国、デンマーク、イギリス、韓国、スウェーデン、スイス、アメリカ

オリンピクでのカーリングの歴史
 オリンピックでは、1932年レークプラシッド大会で公開競技として初めて男子のみ実施され、以後の大会ではしばらくは実施されませんでしたが、1988年のカルガリー大会では女子も加わって公開競技として復活、1992年のアルベールビル大会でも男女が公開競技として実施されました。リレハンメル大会では実施されず、1998年の長野大会でも開催決定時は公開競技予定でしたが、競技連盟の熱心な働きかけにより、1993年に男女とも正式種目に昇格する事が決まりました。日本は、カルガリー大会を除いて女子は毎回出場していますが、男子は出場権を得られず、開催国として出場した長野大会のみです。

カーリングの出場メンバー
 各試合とも1チーム4人が出場し、1名の補欠(リザーブ)を登録するため、大会には各チーム5人がエントリーします。チームの主将は『スキップ』と呼ばれ、戦術の指示を出してチームの司令塔となります。各チーム最初の投てき者を「リード」、2番目を「セカンド」、3番目を「サード」と呼び、最後にスキップが投てき(ショット)を行います。戦略上、試合毎にリザーブを含めて5人のメンバーを入れ替えるチームもありますが、通常はスキップとサブスキップ(副将=サードが勤める場合が多い)は固定で、他の2名をリザーブと共に入れ替えるパターンが多いようです。

カーリングのシートとショットの規定
 競技を行うリンクには、3〜4つの『シート』と呼ばれるプレー領域が造られ、各シートで同時に試合を進行させることが出来ます。大きな国際大会などでは、通常はA〜Dの4つのシートが設置され、4試合同時進行で行われます(一部、組み合わせの都合で3試合のみの場合あり)。
 試合は、2チームが先攻・後攻に分かれて各選手が2投ずつショット(両チームで合計16投)を行い、これをひとつの『エンド』とします。ショットは、ハックに足を掛けて左手でブラシを使ってバランスをとりながら行い、ホッグラインの手前で手放さないといけません。(下記イラスト右側参照)
 ストーンは、ホッグラインとバックラインとの間の領域に置かれたもののみ有効となり、この領域以外に停止したストーンは無効となり、すみやかにバックライン後方へ移動させて試合進行から除外させます(下図参照)。同様に、サイドライン(サイドガード)に触れたストーンも無効となり、除外されます。
 また、ホッグラインとティーラインの間でハウスを除いた領域を『フリーガード・ゾーン』と言います。どのエンドでも、最初の4投(両チームのリードの各2ショットずつ)までのストーンのプレーが終わって静止するまでの間は、このゾーン内にある相手チームのストーンをはじき出す事が禁止されています。
このルールは1991年から採用され、これによりカーリングはより頭脳的プレーが要求されるようになりました。
カーリングのテクニック
 シート表面はストーンの摩擦抵抗を減らすため、散水器を使ってわざとツブツブ状の突起(ペブル)をつけた状態に凍らせます。スキップは、自らショットする以外はハウス後方で投てき者に指示を出し、他の2人がブラシを使って氷面を磨く『スイーピング』という動作をします(この2人の役目を『スイーパー』と言います)。もし多くスイープする必要がある場合は、スキップも参加して3人がかりでスイープすることもあります。ストーンを手放す瞬間、ハンドルを回転させてショットさせると、次第に回転方向にストーンがカーブして行き、「カム・アラウンド」のように他のストーンの背後に回りこむ事が可能になります。ストーンをストレートに直進させたい場合は、スイーパーがブラシでスイーピングしてペブルをわずかに溶かし、シート表面の摩擦抵抗を減らす事により可能となります。
 バックラインを超えるとそのストーンは無効となり除外されるため、通常は少し弱めにショットし、スイーピングで摩擦熱で氷面を溶かして水にする事により摩擦抵抗を減らして距離を伸ばし、調節します。これにより、止めたい位置にストーンを停止させる事が出来ます。
 他のストーンに当てる事を『ヒット』と言い、ハウス内に残る事を『ステイ』と言います。さらにショットには図のようなテクニックがあります。
 また、ティーラインを超えたストーンに対しては、相手チームのスキップがスイープしても良いことになっており、これにより相手のストーンを勢いよくハウス外へ出させたりします。

得点の仕方と勝敗の行方
 円形の的を、『ハウス』と言います。直径12フィート=3.66mで、ブルーの円の外縁が境界ラインとなります。ハウスの中心(ティーと言います)に一番近く置けたストーンを『ナンバーワン・ストーン』と言い、その次にティーに近いストーンを『ナンバーツー・ストーン』と言います。各エンドにおいて、得点の権利があるのは最終的にナンバーワン・ストーンを置けたチームで、そのチームがそのエンドを勝ちとなり、その際に相手チームの最も内側のストーンより、内側に自分のチームのストーンを何個置けたかを数え、その数が勝チームの得点となります。負けた相手チームは必ず0点となります。得点の対象になるのはハウス内のストーンだけで、ハウスの外縁に少しでも乗ったら、ハウス内にあると判定されます。数ミリ単位で見た目に判定が困難な場合は、ジャッジが6フィート(=ハウスの半径1.83m)測定器で計測し、1/100mm単位で精密に判定します。
 試合は第10エンドまで行い、合計得点が上のチームが勝ちとなります。もし第10エンド終了時点で同点の場合は、決着がつくまでサドンデス方式の延長エンド(Extra Ends)を行います。また、途中で点差が開き、リードされた側のチームが逆転不可能と判断した場合は、スキップが相手チームのスキップに握手を求めて「ギブアップ」を意思表示し、試合が途中で終了する場合もあります(野球のコールドゲームに似てますが、得点差に明確な規定はありません)。

一般的なカーリングの試合の組み立て方
 カーリングは技術のみならず、頭脳プレーが要求されるため、別名「氷上のチェス」とも呼ばれます。
後攻のチームがラストストーン(エンドの最後に投げるストーン)を持っているため、先攻チームのストーンをハウス外にはじき出したり、最後のショットでハウスの真中にドロー出来るため、戦略上圧倒的に有利です。このため作戦上、わざとバックラインを超えてショットし、相手に1点を与え、次のエンドを後攻にして有利に試合を運ぼうとするプレーも見られます。
 一般的に、先攻のチームは相手に1点だけ与えて次のエンドを有利な後攻で迎えようと作戦を立て、逆に後攻のチームは、2点以上を取って次のエンドを不利な先攻で迎えても相手チームに1点だけ与える作戦を立てようとします。それがうまく行かないと判断した場合は、0-0の同点にして次のエンドも後攻をキープしようとします(0-0の場合、そのエンドが後攻だったチームが次のエンドも後攻になるというルールがあるため)。有利なはずの後攻チームが、そのエンドを負けて相手チームに点を取られることを「スチールされる」と言います。逆に不利な先攻チームがそのエンドを勝って得点することを「スチールする」と言います。
 また、試合序盤の3エンドくらいまでは氷の状態を把握するための”様子見”のショットが繰り返されるのが普通です。相手がちょっとでもミスしたり隙を見せると、一気に勝負に出るショットを放ちます。つまり、様子見だった試合が一気に攻防戦へ動くわけです。
 
ショットの正確さを表す『ショット率』
 スキップが指示した通りに、正確にショット出来たかどうかをパーセントで表す数値で、その試合のジャッジが採点して決めます。採点するショット率は、ストーンをスキップが指示した場所に停止させる『ドローショット』と、他のストーンに当てる『ヒットショット』の2種類のショットに分類して採点しますが、両者を合計した率で公表する場合もあります。オリンピックのテレビ中継の際にも、時々字幕で紹介されたりします。その時の選手の調子や、氷の状態を把握出来ているかどうかを知るバロメータともなります。
 通常、0点=0%、1点=25%、2点=50%、3点=75%、4点=100%の通常5段階にわけて採点しますが、これ以外にも重要なエンドや試合の勝敗を決めるような重要な場面でスキップの指示通りにピタリと正確なベストショットを放った場合、5点=120%のショット率を採点する場合もあり、さらに神がかり的なスーパーショットの場合は6点=150%を採点する場合も極稀にあります。5点や6点は滅多にありませんが、1998年長野オリンピック男子の日本×アメリカのタイプレーク(準決勝進出決定戦)で、最終第10エンドの先攻の日本のスキップ・敦賀信人選手の二つのショットがいずれも5点(120%)だった例があります。(下記項目記事も参照)
 スキップは難しいショットを要求されるため、他の選手よりショット率が下がる傾向にありますが、五輪に出るような世界のトップカーラーのスキップの場合、女子ではドローショットは70%、ヒットショットは80%前後だと言われています。男子選手だとこれより少し高めになります。

決勝トーナメント進出とタイブレーク
 男女とも最初に総当りの1次リーグを行い、上位4ヶ国が準決勝からの決勝トーナメントへ進出します。この際、もし勝数が同数で複数の国が4ヶ国以上並んだ場合、準決勝進出をかけた『タイブレーク』と呼ばれる決定戦を行います。過去に長野五輪男子、ソルトレーク五輪女子で準決勝進出タイブレーク戦が行われ、特に長野五輪男子では日本×アメリカのタイブレーク戦が行われています。
 この試合は、4-4の同点で最終第10エンドを不利な先攻で迎えた日本が、アメリカの最終ストーンを防御する作戦を立てました。日本のスキップ・敦賀信人選手が最高のショット(ジャッジの採点は2ショットとも5点=120%)を見せ、No.1とNo.2ストーンを確保したにも関わらず、最終投てき者のアメリカのスキップがさらに上を行くヒット&ステイの神業的なベストショット(No.3ストーンである自チームのストーンにヒットさせて日本のNo.1ストーンをはじき、そのNo.3ストーンがNo.1になる)を見せ、わずか3cmほどの差で日本は惜しくも準決勝進出を逃し、悔し涙を流す敦賀選手を称え、「涙のタイブレーク」と呼ばれたドラマチックな試合もありました。
 3チーム以上がタイブレークに進出した場合、最初に1次リーグ順位下位の2チームが第1ラウンドを行い、勝ったチームが上位のチームと第2ラウンドを戦い、最終的にタイブレークを勝ち抜いたチームと、タイブレークを行わずに済んだ上位の合計4チームが準決勝へ進出します。
 決勝トーナメントにもタイブレークにも進出できなかったチームは、1次リーグの順位がそのまま最終順位として確定します。
 ソルトレーク五輪女子では、1次リーグ6位でギリギリでタイブレークに進出したイギリスが、それ以後すべての試合を勝ち抜き、最終的に金メダルを獲得するという奇跡的な展開を演じました。1次リーグを8勝1敗で圧倒的な強さでトップ通過したカナダは銅メダルに終わりました。最後の最後まで結果がわからない、という面白さがカーリングにはあります。